〔概 要〕
今回は、繊研新聞社の小堀真嗣様に家庭用遠赤外線血行促進用衣(リカバリーウェア)についてご講演をいただきました。
リカバリーウェア市場規模が大きくなっていることや新規参入する企業が増えていて今後も増えることを教えていただきました。リカバリーウェアの仕組みは2種類あり、
①鉱石を練りこんだ繊維を使用しているもの
②鉱石を用いたプリント加工
だそうです。仕組みは同じでも鉱物の種類やレシピがメーカーによって異なることを教えていただきました。ただし、効果には個人差があるうえ、業界全体で統一された試験基準が未整備であるため、製品同士の客観的な比較が難しいという課題もあります 。これらは今後の研究開発による成長が期待される分野でもあります 。
医薬機器についても説明していただき、リカバリーウェアの多くが該当する「一般医療機器」は、国が個別に効果や安全性を承認するものではなく、製造販売業者の自己責任において「届出」を行うものです 。そのため、万が一問題が発生した際の責任は事業者が負うことになります 。「家庭用遠赤外線血行促進用衣」の新設後も、広告表現が不適切であったり、商品の形状が定義を満たしていない商品を販売している事業者がみられたそうです。なかには、専門の人材を迎えて会社で医療機器を販売するための体制を整える会社もあり、事業者のなかでも取り組み方の差が浮き彫りになっているようです。
「機会を奪うのも健康被害」といった関係省庁の担当者のお言葉を共有していただきました。自分たちがどのような製品を消費者に届けたいのか、そのためにどのように取り組んでいくのか改めて考えたいと思いました。法律で決められていない部分に対しても、社会の役に立つための企業に所属する一員としてモラルを持って法令と向き合いたいと思いました。
