〔概 要〕
フェムテックプロジェクトチームMéchi(ミチ)に取り組んでおられる中条様に、フェムテックについて幅広くお話しいただきました。
フェムテック向けの機能素材の中には、既存の機能素材の評価対象を変更したり追加することで応用しているものも多く、今後の商品開発のヒントになったり、評価の参考になるお話しでした。
また、近年国内のフェムテック市場規模も拡大しており、実際フェムテックという言葉はよく見聞きするワードだと思っていましたが、女性を対象にしたアンケートでは、フェムテックを知っている・言葉だけは知っているという人が全体の約3割しかいなかったことに驚きました。そこに男性を含めるとその認知度はさらに低くなることが予想されます。そして、半数以上の人が何かしらの影響を受けていると感じでいるにもかかわらず、病院に行けなかったり、フェムテック商品に手が出せないでいたり、一時的なものだと我慢してしまっている人が非常に多いことに衝撃を受けました。
このようにまだあまり高くない認知度のフェムテックですが、男女問わず広く社会に認知されることで、更なる新しい商品開発が進み、もっとフェムテック商品を手に取りやすくなるのではないかと感じました。思春期~更年・老年期まで、ライフステージに合わせて変化していくフェムテックを学んだことで、一人でも多くの人のウィルビーイングのきっかけとなる、有意義な勉強会となりました。