TAを取得するためには
TAとTES
衣料管理士コンテンツ

TES

一般社団法人日本衣料管理協会では、昭和46年の衣料管理士(TA)認定に続き、昭和56年には繊維製品品質管理士(TES)の認定をはじめました。現在、アパレル産業、繊維業界におけるTES有資格者は7,829人にのぼっています。

TAとTES

TAとTESは、制度のねらいや資格要件が同じです。TAは大学教育によって知識・技術をさずけるもので大学生対象の資格です。一方、TESは日本衣料管理協会の試験によって実践的能力をためす業界人対象の資格です。TESは製品の品質向上や人材の能力開発の対策には最適との評価が業界で定着しています。
TA取得者がTESを受けるときには、TES試験科目5科目のうち、「繊維に関する一般知識」の科目が免除されて試験合格と同じ扱いとなります。また、資格要件では、両者は実態的につながりがありますので、TA取得のために大学で学んだことがTES受験に有利にはたらきます。

TESの科目

TESの試験科目は、特定分野を専門的に深く追求するのではなく、下記のように広範な分野の知識・技術を要求している点が特徴で、これが業界ニーズにぴったりあっています。また、TES制度のねらいには、消費者志向の考え方が貫かれている点も最近の社会情勢にあっています。

短答式試験[基礎知識を問う]

1.繊維に関する一般知識
 1) 繊維の種類と性質
 2) 糸、布地等の種類・製造・性質
 3) 染色・加工
2.家庭用繊維製品の製造と品質に関する知識
 1) 衣料品等の企画・設計、製造
 2) 衣料品等の要求項目と消費性能および試験法
 3) 品質管理と品質保証
3.家庭用繊維製品の流通、消費と消費者問題に関する知識
 1) 消費者行動とその調査方法
 2) 消費者問題と消費者政策
 3) 経済の変化と衣料の流通・消費
 4) 衣料品等の消費と消費者苦情、環境問題

記述式試験[識見・応用能力を問う]

1.事 例
事例の試験では、繊維製品の品質・性能に関する消費者苦情の発生を未然に防止するための製品企画および品質管理に関する応用能力の有無を問う。
2.論 文
論文の試験は、社会および繊維産業の現状の理解のうえに、繊維製品品質管理士として必要な識見を問う。

TES会

TES会では工場見学や講演会、クレーム事例の研究会などの勉強会を催しています。 企業の枠を超えて、意見を交換しあえる活発な集まりとなっています。

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